心理学で人生を変える

勉強、人付き合いなど、読者の生活に役立つ心理学を中心に綴ります。

気が散ってしまう人のための集中力

久しぶりの投稿です!

 

なぜこのタイミングで投稿を再開したかと言いますと、個人的なことですが、

心理の大学院に合格したからです!

これでひとまずは、勉強漬けの日々から脱出です(笑)

 

ということで、今日の心理学の話は、集中力の話です。

茂木氏の著書「瞬間集中脳」を参考にしました。

 

私の集中力は1時間ほどです。

こんな集中力でも成果を出すことは不可能ではありません。

 

このような短い集中を「瞬間集中」と呼びます。

私もこの瞬間集中によって合格を手に入れたと言っても過言ではありません。

 

例えば、久しぶりに会った友人と会話しようとするとき、

友人の話に耳を傾け、どんな人だったか記憶を探り、話をしようとします。

これも一種の集中と呼ばれるもので、私たちは日常生活でこの集中を何度も使っています。なので、集中力がないとか、集中は才能とかいう考えは、正確ではありません。

 

そもそも脳は1秒単位で次の行動や思考を決定していると言われています。

さらに現代は様々な情報が瞬時に入って来る時代であり、気が散る(長時間同じものに注意を向け続けることはない)のは当たり前になっています。

 

さらにこの瞬間集中は、余計な段取りが要らず、瞬時に集中状態に持っていくことができます。

だから、「10時になってから勉強しよう」「これを食べてから仕事しよう」といって、集中を環境のせいにする必要は全くないのです。

 

行動主義心理学では、悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいと考えます。

とにかく行動をしてしまえば、気持ちや集中の状態は後からついてきます。

 

では、この瞬間集中の状態に入るためのポイントをいくつかご紹介します。

 

①切り替えのトレーニング

一分以内で集中の状態に持っていけるように日頃から心がけましょう。

時間のせいだったり、物のせいにせずに、「これをやる!」と決めたらすぐに行動に移して集中状態に持っていきましょう。

毎日の心がけにより、集中までの時間は短縮されていきます。

 

②集中のオンオフをしっかりつける

集中の間の休憩時間は、必ず休憩してください

言い換えると、休憩中は集中状態に行った仕事や勉強のことを考えてはいけません。

ぼーっとしたり、だらだらしたりすることで集中が拡散されます。

そして次の集中の時には、拡散された集中が一気に一点に戻って、瞬間集中モードに切り替えやすくなります。

伸ばしたゴムが一気に縮まる様子を思い浮かべればわかりやすいかもしれません。

 

ちゃぶ台返しで思考をすっきりと

集中できてないと思ったら、ちゃぶ台返しのように、作業を無しにしたり、やめてしまいましょう。

「この仕事の作業はどうもうまくいってない」「この勉強のやり方ではなんかうまくいかない」

そんな時は、もう一度始めから考え直すと、集中の質が上がることがあります。

かなり勇気のいることですが、だらだらと長時間作業を続けていても、集中力は上がらないし、パフォーマンスも落ち続ける一方です。

瞬間集中を使って、「今何が起こっていて、何が必要なのか」を客観的に見極めることが大切になってきます。