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ぼちぼち学んでくポジティブ心理学

読者の生活に役立つ心理学を中心に綴ります。

効果的なフィードバックの方法

前回、フィードバックの話をしました。

 

じゃあ、どうやってフィードバックをしたら良いのか?と思うでしょう。

 

先日ちょうどフィードバックについて書かれた本を読んだので、上の疑問に答えるためにも、このブログに書き留めておこうと思います。

 

ストレスの研究で有名なケリー・マクゴニガルによると、フィードバックには5つのステップがあります。

 

 

1つ目は、その人のゴール(目標)がどこにあるのかを聞くことです。

 

例えば、自分が勉強を教える講師だとして、テストで悪い点数を取った子どもにフィードバックするとします。

「テストの目的はなんだった?」とか「このテストで一番達成したいことは何?」って聞きます。

 

この段階を踏んで、あとから行う肯定的、否定的な評価を受け入れられるような、オープンでフラットな心の状態を作ります。

 

 

2つ目は、自身の経験(パフォーマンス以外のこと)を振り返ることです。

 

例えば、「テストは自分にとってどんなものだった?」「何かびっくりしたことあった?」って聞きます。

 

これは、自分のしてきたこと、したことに対して評価するんじゃなくて、実際の経験を振り返ることが目的です。

 

 

3つ目は、気分が良くなったことについて聞くことです。

 

「満足感を得たのはどんなとこ?」「今まで勉強してきて、ここが良かったなあっていうとこは?」って聞きます。

 

伝えてくれたことに関連して、僕が気づいたこと、その人の長所や努力を言います。

 

この作業は、気分良くさせるためだけじゃなくて、「自分っていいじゃん!」って思えることで、ゴールを達成しようとする気持ちを高めてくれます。

 

4つ目は、いよいよ失望していることはないか聞きます。

 

「思い返してみてどこが失敗だった?」って聞きます。もちろん、僕の気づいた批判的フィードバックも伝えていきます。

 

多くの人は、フィードバックといえばまずこの部分から入るのではないでしょうか?

 

僕は、「ここがあかんやんけ」「もっと勉強しろやー」と言ってしまって終わることがありました。

 

今まで述べた段階を踏んでいると、その人のゴールに焦点を当てた思考から出てきたり、自己分析・自己洞察から出てきたものなので、ただ単に”恥じるべき批判”になることはありません。

 

最後5つ目は、結論を出さない会話で締めくくることです。

 

結論を出すことよりも、理性的に自己分析をして次(ゴール)に向かって行動できることの方がより重要です。

 

 

この5つの段階を通して、一貫して大事な視点は、相手を「私が直したり関西させたりする対象」として見ずに、「それぞれのゴールを持ち、強みを持ち、自分の知らない資質を持つ1人の人間」として見ることです。

 

このフィードバックはポジティブ心理学とはあまり関係ないかなと思っていたけど、フィードバックの根底にある信念は、ポジティブ心理学のそれと繋がっているようですね(笑)