ポジティビティとネガティビティ
気温がだんだん上がってきて、やっと寒い冬が終わったなあという気分です。
さて、前回の続きから話しますか!
「ポジティブな思考から生まれるポジティブな行動が大事なことはわかったよ。
じゃあ結局ポジティブな思考だけをしてればいいんじゃない?」
と思うかもしれません。
実はそうではないことが研究によってわかっています。
ノースカロライナ大学のバーバラ・フレドリクソン教授によると、感謝、愛情、喜びなどの幅広い肯定的な心の状態、つまりポジティビティが必要なのはもちろん、怒り、憎しみ、抑うつなどの否定的な心の状態、つまりネガティビティも必要であることを述べています。
まずワシントン大学のジョン・ゴットマン博士によると、ネガティビティには2種類あって、怒りや対立という健全で生産的なもの、そして嫌悪や侮蔑という破壊的なものがあり、必ずしもネガティビティ自体が悪いというわけではないことがあります。
(私にとっては嫌悪も侮蔑も時には生産的になりうると思うのですが…)
さらにネガティビティの全てを消し去ることは人間である以上できません。
生きていればしんどいことやつらいことがあり、それらを感じずにポジティブに考えることなど現実的ではありません。
また生産的なネガティビティは、これから歩み出すために有益である場合があることも忘れてはいけません。
フレドリクソン教授は、ネガティビティを完全に無くすことではなく、不適切なネガティビティ、つまり先ほどの破壊的なネガティビティを減らすべきだと述べています。
自分の経験上、どのネガティビティにも必要でした。
ただそのネガティビティに引きずり込まれて、ずーっとネガティヴに考えて、結果ネガティヴな行動をして、ますますネガティヴになるのは避けたいですね。
なので私にとってのネガティビティを減らすというのは、上の状態を避けることです!
フレドリクソン教授は、さらに突っ込んで、ポジティビティとネガティビティの比が3:1が黄金比として、それ以上にポジティビティが多ければ人生がより良くなると言っています。
3:1なんてどうやってわかんねん!と思ってしまいました(笑)
まあポジティビティを増やすことが大事なのは理解できました。
これ以上は長くなりそうなので次回にまわします。
(1つの記事で完結した方がいいのかなあ。)
ポジティブ思考と成功
さて、4月になりました!
新年度の始まりですね!
気が引き締まって気持ちも前向きになっていると思います。
そこで今回はポジティブ心理学からポジティブな思考について書きます。
「何でも良いように考えたらうまくいく」って語る本はたくさん見かけると思います。
人はもともとoptimism biasといって、人間が生きるために未来に希望を見出すメカニズムを持っています。
しかし、良いように考えたらうまくいくというのは本当でしょうか?
オックスフォード大学のエレーヌ・フォックスによると、どうもポジティブに考えることよりもポジティブな行動を起こす力が鍵になっているらしい。
アメリカの企業家であるC.J.ウォーカー夫人は、「やればできる」という強い思いで、多くの人種差別や性差別を乗り越えました。
そして、アメリカで始めてアフリカ系女性の億万長者になり、黒人のための社会活動にも従事したそうです。
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスはアマゾン創設当初、多くの批評家からバッシングを浴びましたが、怯まずにポジティブに考えることで業績を劇的に伸ばしていきました。
本人も楽観的な性格が成功と結びついていることを話しています。
このようにポジティブな思考によって、どんな状況に置かれてもポジティブな行動に結びつき、成功につながっていくんですね。
自分はめちゃくちゃ慎重派で、この前も英語の試験があった時に「テストの点数が悪かったらどうしよう」「緊張してうまくいかんかも」とか常に考えてしまいます(^_^;)
自分の場合、まずはポジティブ思考からですね〜。
次回はポジティブな思考についてさらに掘り下げてみますね。
はじめてみる
はじめまして。
今までいろんな情報を得て、経験をしていく中で、それを自分の言葉でアウトプットする機会がほしいなあって思ってて、ブログを始めることにしました。
まず簡単に自己紹介をしておきます。
自分は大学を卒業したばかりで、これから大学院に行く予定です。
専攻は特別支援の教育を中心として、心理や福祉などを学んでいます。
このブログでは、自分がおもしろっ!って思った心理学を取り上げる予定ですが、教育についてだったり、自分がした留学経験だったり、英語勉強の話だったりと、脱線話もしていくと思います。(というかしたいです(笑))
「続ける」ということは本当に難しいことだと思うので、当面の目標は週数回のペースでブログを書くことです。
無理のない範囲で、ぼちぼち続けていけたらと思います!