ぼちぼち学んでくポジティブ心理学

読者の生活に役立つ心理学を中心に綴ります。

新しいアイデアを思いつく方法

更新が遅れてしまいましたー

 

今日は創造性についてです。

 

創造性が一番働く時、つまり「新しいアイデアが見つかった!」「新しい解決策がわかった!」って感じる時はどんな時でしょうか?

 

 

 

 

恐らく、散歩中や運転中、お風呂に入っている時とかではないでしょうか?

 

これはどのような状態かと言うと、創造性を働かせたい部分に意識を集中させ、一旦別のことをしている状態です。

 

 

 

 

これは、ある程度の注意を要する半自動的な活動をしていると同時に、アイデアどうしの結合が起こるように意識を集中させた部分を自由にしています。

 

ミハイ・チクセントミハイが言うには、意識を集中させて物事を考え続けると、思考は直線的で論理的で、予測可能な方向をたどることになります。

 

しかし、例えば散歩中に景色に注意を向けている時など、思考が注意の中心にない時に、脳は無数にあるアイデアの中からありえないような結びつけ方をしてくれます。

 

 

 

 

つまり考えて考えて考えつくして、思考を方向付けておいて、あとは考えるのをやめることで脳に任せてしまおうということなんですね。

 

 

 

 

 

 

じゃあ、どうやったらその創造性を高めることができるのか???

 

もっというと、創造性が発揮される機会を増やすにはどうしたら良いのか???

 

 

 

 

 

私達は、外的な必要性によって多くの場合制限を受けており、なかなか創造性を発揮されにくい生活を送っているかもしれない

 

あのアインシュタインでさえ小さなアパートのキッチンテーブルで、赤ん坊の乳母車を揺らしながら相対性理論に関する論文を書き上げたと言われています。

 

さらには、利己的な目標に執着し過ぎているときにも、創造性は発揮されにくいです。

 

もちろん自分の目標に執着するなとは言うつもりはないですが、この執着のための欲求が膨れ上がって心理的なエネルギーを全て欲求のために使ってしまい、別のことをして思考を自由にさせておくためのエネルギーが残っていない恐れがあります。

 

 

 

 

ではどうすれば良いかと言うと、好奇心と興味を持つことが大切です。

 

これは、創造性を発揮する人の共通した特徴です。

 

他の目的ではなく、子どもが遊びに夢中になるように、純粋にそのもののために注意を向けていることです。

 

1つのことに思考を集中させることができ、また好奇心と興味は拡散的で、目新しい様々なことに引きつけられます。

 

アインシュタインもヴァイオリンを弾いて音楽を楽しんでいたと言われています。

 

ここで好奇心と興味を持つための方法を、著書「クリエイティヴィティ・フロー体験と創造性の心理学」からいくつか紹介します。

 

 

 

 

毎日、何かに驚くように心掛ける

 

「こんなところに花が咲いてたんだ」「今日は雲一つない青空やなー」

 

 

 

 

何か興味が湧いたら、とりあえずそれに従ってみる

 

忙しく生活してたら小さな興味なんて見過ごされてしまうかもしれません。

その小さな興味を見過ごさないようにして、あなたの好奇心、興味を見つける手がかりにしていきましょう。

 

 

 

 

朝起きる時に、行うことが楽しみとなる具体的な目標を思い浮かべる。

 

「新しい服を買おう」「仕事スペースをきれいにしよう」

創造的な人は朝起きるのに苦労はしません。

なぜなら達成しがいのある何かが毎日あると信じており、それを始めるのが待ちきれないからです。

 

 

 

(終わり)

効果的なフィードバックの方法

前回、フィードバックの話をしました。

 

じゃあ、どうやってフィードバックをしたら良いのか?と思うでしょう。

 

先日ちょうどフィードバックについて書かれた本を読んだので、上の疑問に答えるためにも、このブログに書き留めておこうと思います。

 

ストレスの研究で有名なケリー・マクゴニガルによると、フィードバックには5つのステップがあります。

 

 

1つ目は、その人のゴール(目標)がどこにあるのかを聞くことです。

 

例えば、自分が勉強を教える講師だとして、テストで悪い点数を取った子どもにフィードバックするとします。

「テストの目的はなんだった?」とか「このテストで一番達成したいことは何?」って聞きます。

 

この段階を踏んで、あとから行う肯定的、否定的な評価を受け入れられるような、オープンでフラットな心の状態を作ります。

 

 

2つ目は、自身の経験(パフォーマンス以外のこと)を振り返ることです。

 

例えば、「テストは自分にとってどんなものだった?」「何かびっくりしたことあった?」って聞きます。

 

これは、自分のしてきたこと、したことに対して評価するんじゃなくて、実際の経験を振り返ることが目的です。

 

 

3つ目は、気分が良くなったことについて聞くことです。

 

「満足感を得たのはどんなとこ?」「今まで勉強してきて、ここが良かったなあっていうとこは?」って聞きます。

 

伝えてくれたことに関連して、僕が気づいたこと、その人の長所や努力を言います。

 

この作業は、気分良くさせるためだけじゃなくて、「自分っていいじゃん!」って思えることで、ゴールを達成しようとする気持ちを高めてくれます。

 

4つ目は、いよいよ失望していることはないか聞きます。

 

「思い返してみてどこが失敗だった?」って聞きます。もちろん、僕の気づいた批判的フィードバックも伝えていきます。

 

多くの人は、フィードバックといえばまずこの部分から入るのではないでしょうか?

 

僕は、「ここがあかんやんけ」「もっと勉強しろやー」と言ってしまって終わることがありました。

 

今まで述べた段階を踏んでいると、その人のゴールに焦点を当てた思考から出てきたり、自己分析・自己洞察から出てきたものなので、ただ単に”恥じるべき批判”になることはありません。

 

最後5つ目は、結論を出さない会話で締めくくることです。

 

結論を出すことよりも、理性的に自己分析をして次(ゴール)に向かって行動できることの方がより重要です。

 

 

この5つの段階を通して、一貫して大事な視点は、相手を「私が直したり関西させたりする対象」として見ずに、「それぞれのゴールを持ち、強みを持ち、自分の知らない資質を持つ1人の人間」として見ることです。

 

このフィードバックはポジティブ心理学とはあまり関係ないかなと思っていたけど、フィードバックの根底にある信念は、ポジティブ心理学のそれと繋がっているようですね(笑)

フィードバック

子ども達に勉強を教える講師のアルバイトをしていて思うのが、「どうやったらやる気を出して勉強してくれるのかなあ」ということです。

 

みなさんも誰かをやる気にさせたい場面は今まで何度もあったと思います。

 

正直、自分でもまだちゃんとした答えが出ておらず、試行錯誤中です(笑)

 

そんな中で1つ考えてるのが、正確なフィードバックができてるか

 

人が最も集中力を発揮する状態「フロー」の研究の第一人者、ミハイ・チクセントミハイは、フロー状態に入る条件として、明確かつ瞬時のフィードバックの存在を述べています。

 

ゲームやSNSに夢中になる理由もここにあります。

 

自分がアクションを起こしたらそれに対してすぐに反応が返ってきますよね。

 

つまり勉強を楽しめないのは、適切なフィードバックが足りていないと考えられます。

 

これは、内発的モチベーションの鍵である「自律性」、「有能感」を感じることと密接に繋がってきます。

 

だから自分の場合、生徒の勉強したことに対して、ちゃんと認めてあげるような声かけや、疑問があれば納得のいくまで解説して、その分自分も疑問解明のために徹底的に調べることを心がけています。

 

(ただ、フィードバックのシステムが作れないほど、私達が考える問題が複雑化している可能性もあります。)

 

他にも様々なやる気にさせる方法についての研究はあるので、追って紹介していきたいなあと思います。

 

まずゴールをデザインする

悩みや問題があった時に、どうやって解決します??

 

1つは原因を見つけてそれを取り除くようにすると思います。

 

ただ、原因がわかったとしても取り除けなかったり、そもそも原因は何個かあってお互いに影響し合ってるなんていう複雑さがあったりして、必ずしも良い方法であるとは限りません。

 

そんな時、「先にゴールをデザインする」ことを考えてみるのも一つの手です。

 

つまり、望ましい状態を描くことです。

 

例えば、上司や友達との人間関係が上手くいってなくてイライラする!ってなっている時に、どうして上手くいってないんやろ?とか考えると思います。

 

そうじゃなくて、どのような結果が自分のゴールになるのかを考えます。

どんな人間関係がゴールなのか?

 

前者のアプローチが問題志向モデルとするなら、後者のアプローチが解決志向モデルです。(ポジティブ認知行動療法の中心となる考え方)

 

このモデルが良いのは、原因が見つけられなくても、原因を取り除けなくても良いということです。

 

確かに、最初の方はどうなるかわかんない不安とかはあるけど、ゴールに向かう強い目的意識があるから、悩みや問題に対して余計にしんどくなる可能性は低くなる。

 

このちょっとした視点の切り替えだけど、すごく大切な考え方だと思います。

 

 

ありのままでいい

今日は心理の話ではなく、別の話をします。

 

先日、野田あすかさんの講演会に参加してきました。

 

野田さんは発達障害解離性障害を持っているピアニストとして活躍されています。

 

私は、野田さんの将来に希望を持ち続ける生き方に感動しました。

 

「ありのままでいい」という言葉にすごく救われて前を向いて生きることができたそうです。

 

「ありのままでいい」というのは、言うのは簡単だし、大切だということも周知の事実かもしれない。

アナと雪の女王でもありましたね(笑)

 

でもその言葉の中には、周りにあなたのことを大切に思い、愛している人が必ずいることを示していて、私達が苦しい時や辛い時に忘れがちになる重要な考え方です。

 

私たちは競争社会の中に生きていて、合理化、効率化を図るように迫られています。

日本で考えると、関係性を大切にする相互協調的自己感を持っており、集団から少しでも違うと、いじめられたり批判されたり、それを恐れて集団に合わせないといけない!と思ってしまいます。

 

こんな状況だからこそ、あなたの持つ世界観を大切にできてる?って思える心のゆとりが必要ですね。

そして、あなたを認めてくれる人、グループを意識しておきたいですね。

 

自分も今現在、院試のために浪人しています。

さらには、大学に入るまでも2年浪人しています。

でも俺は俺でええやんって思っています。

まったく後悔はしてません。

 

浪人しなかったら会えなかったであろう親友がいて、応援してくれる家族がいて、その人達が「ありのままでいい」ように支えてくれるから。

 

野田さんの素晴らしい心の声に、幸せと勇気をもらうことができました。

ありがとうございます。

俺の強みって何だ?

今日外を歩いていると、川沿いの桜が満開になっていました。

いやー、きれいですね!もう本当に。

今度お花見したいなあ

 

さて、今日は強みについての話です。

 

みなさんは自分がどんな強みを持っているか意識してますか?

 

たぶんなんとなくあるかとは思います。

 

今回はその強みをはっきりさせましょう!

 

VIA(Values In Action)テスト

というものをご存知でしょうか?

 

クリストファー・ピーターソンとマーティン・セリグマンが、190ヶ国、300万人以上のデータが反映された、人の強みを測るテストです。

 

世界中の多くの人々を科学的に調査しているので、最も信頼できる心理テストの内の一つです。

 

ネットで無料でできます。

 

名前とメールアドレスとパスワードを登録してから、テストを行うことができますので、ぜひぜひやってみてください。(日本語にも対応してます。

10-15分くらいのテストです。)

 

ちなみに自分の強みトップ3は、creativity, curiosity, prudence (創造性、好奇心、慎重さ) です。

 

これは納得です!まさしく自分を表してます(笑)

 

みなさんの強みは何でしょうか???

マインドフルネス

今日はポジティブな思考になるための方法を1つご紹介します。

 

ポジティブ心理学では代表的な方法の1つ、「マインドフルネス(Mindfulness)」です。

 

マインドフルネスとは、「自分の思考や感情を一切の判断なしに受け入れ、今この瞬間に意識を向けること」です。

Mindfulとは「心に留める」とか「意識している」という意味です。

 

端的に言うと、瞑想のようなものです。

 

瞑想をしていると、「明日までに書類を完成させないと!」などの雑念が浮かんできます。

 

その時に、「書類を完成させたいっていう考えが出てきたな」と見て、意識を呼吸、つまりは今現在へと戻すことがマインドフルネスです。

 

要は、自分が客観的に自分自身を見ることです。

 

マインドフルネスの何が良いって、もちろんポジティブな思考をしやすくなることです!!!

 

ある研究によると、マインドフルネスは扁桃体前頭前野に効果があるとしています。

 

脳には情動を司る扁桃体、自制心を司る前頭前野という部分があります。

前頭前野扁桃体は深い関わりがあります。

 

例えば、ストレスによって怒りという感情が出てくると扁桃体が活発に動いていることになります。

前頭前野は、そんな扁桃体の動きを抑制しコントロールします。

 

研究が示しているのは、マインドフルネスによって扁桃体を縮小させ、前頭前野のコントロールする力を鍛えられるということです。

 

またカリフォルニア大学の精神科医ジェフリー・シュウォーツの研究では、マインドフルネスによって、強迫性障害の人が感じる「何か間違ってるんじゃないか」という不安を改善し、普通に生活を送れるようになったそうです。

 

被験者の脳を調べて見ると、脳のエラー探知機である前頭葉の下部分に位置する、眼窩前頭皮質、それから扁桃体が活動過多になっていたけど、マインドフルネスにより活動を低下させたことがわかったのです。

 

さらにはケンブリッジ大学のジョン・ティーズデールを中心とした研究チームは、マインドフルネスが抑うつの再発を防ぐ効果があることを発見しました。

 

初めの抑うつは、認知行動療法、カウンセリング、薬物治療によって改善することができるけど、それ以上の難題は抑うつを再発してしまうことです。

 

つまりネガティヴな思考のスパイラルを起こしてしまうことです。

 

例えば、上司に文句を言われて、言われた時は「そうなのかあ」と反省するけど、しばらく経って「やっぱ自分はダメな人間だなあ」「自分は全く仕事ができない奴って思われるなあ」と思って気づかないうちに抑うつを再発してしまいかねません。

 

マインドフルネスはそのような状態を改善してくれます。

脳を調べて見ると、扁桃体の活動がしずまっていたのに加えて、ハッピーで楽観的な人に見られる脳活動のパターンが強まっていたようです。

 

これはつまり、ポジティブ思考につながっていくということですねえ。

 

 

さて、だらだらと研究事例を書いてきましたが、それにも理由があります。

 

マインドフルネスというと、「宗教でよくやるやつでしょ」と切り捨ててしまう人がいるからです。

言っときますが自分は宗教を信じてません。

さらには、マインドフルネスというのは、東洋の宗教が起源となっているようですが、宗教以上の効果をもたらすことを数多くの科学的研究が支持しています。

 

マインドフルネスへの偏見を無くして、フラットな気持ちで読んでもらうために、研究事例を紹介しました。

 

まあ今までの記事も、説得力を高めるために研究事例をいろいろと紹介してきましたね(^_^;)

 

今日はここまで!

マインドフルネスはこれからも書くでー!